競合製品の外観の様相を「借用する」取引業者に対する「救済(RESCUE)」の必要性
Martin & Pleasance Pty Ltd v A Nelson & Co Ltd  FCAFC 80の判例研究 Martin & Pleasance Pty Ltd v A Nelson & Co Ltd FCAFC 80 の最近の判決において、オーストラリア連邦裁判所の大法廷は、Martin&Pleasance Pty Ltd(および関連企業)(総称してMartin)が、「RestQ」ブランドの補完医薬品を販売、宣伝、およびまたは供給することを制限する暫定的差止命令を認めるという連邦裁判所の判決を支持しました。
Martin & Pleasance Pty Ltd v A Nelson & Co Ltd  FCAFC 80の判例研究 Martin & Pleasance Pty Ltd v A...
Read More
なぜ我々の創造物は創造できないのか
Thaler v Commissioner of Patents FCA 879 オーストラリア連邦裁判所は、オーストラリア特許庁による先の審決を覆し、人工知能(AI)がオーストラリア特許出願の発明者になり得ると結論づけました。発明者であることの意味の境界を試す世界的な一連の事件の一つとして、この判決はAIを特許出願の発明者として認めた最初の判決であると思われます。
Thaler v Commissioner of Patents FCA 879 オーストラリア連邦裁判所は、オーストラリア特許庁による先の審決を覆し、人工知能(AI)がオーストラリア特許出願の発明者になり得ると結論づけました。発明者であることの意味の境界を試す世界的な一連の事件の一つとして、この判決はAIを特許出願の発明者として認めた最初の判決であると思われます。
Read More
ニュージーランドの蜂蜜生産者にとって「バグベア(悩みの種)」となったオーストラリアの商標判決
オーストラリア商標庁による最近の商標判決(Manuka Honey Appellation Society Incorporated v Lawrence Michael Howes ATMO 64(2021年7月7日)(「オーストラリアの異議申立」))により、ニュージーランドとオーストラリアの間で再び戦線が張られました。これは、ニュージーランドとオーストラリアの蜂蜜生産者の間での長年にわたる紛争の最新の動きです。
オーストラリア商標庁による最近の商標判決(Manuka Honey Appellation Society Incorporated v Lawrence Michael Howes ATMO 64(2021年7月7日)(「オーストラリアの異議申立」))により、ニュージーランドとオーストラリアの間で再び戦線が張られました。これは、ニュージーランドとオーストラリアの蜂蜜生産者の間での長年にわたる紛争の最新の動きです。
Read More
判例研究:A.D. PADMASINGH ISAAC TRADING AS AACHI SPICES AND FOODS V VRAGOPIKA PTY LTD  [2021] ATMO 47(2021年6月4日)
2018年2月22日、Ragopikia Pty Ltd(出願人)は、第43類の「レストランサービス」および「ファストフード店舗」において商標AACHI INDIAN CUISINEの登録を申請しました。商標出願は受理されましたが、その後、A.D. Padmasingh Isaac(異議申立人)により異議申立が行われました。
2018年2月22日、Ragopikia Pty Ltd(出願人)は、第43類の「レストランサービス」および「ファストフード店舗」において商標AACHI INDIAN CUISINEの登録を申請しました。商標出願は受理されましたが、その後、A.D. Padmasingh Isaac(異議申立人)により異議申立が行われました。
Read More
シンガポール:優先権主張の有効性および単一性欠如による拒絶に関する最新の手引き
シンガポール知的財産局(IPOS)は、2020年3月に特許出願の審査ガイドラインを更新し、優先権主張の有効性と単一性欠如による拒絶に関するさらなる説明を提供しました。
シンガポール知的財産局(IPOS)は、2020年3月に特許出願の審査ガイドラインを更新し、優先権主張の有効性と単一性欠如による拒絶に関するさらなる説明を提供しました。
Read More
オーストラリア初:特許放棄に対する異議申立
オーストラリア特許庁による最近の判決 (Michael John Arieni v Sun-Wizard Holding Pty Ltd APO 20)で、Spruson&Fergusonはオーストラリアで初めて特許放棄を棄却することに成功しました(入手可能な公開記録に基づく)。この訴訟は、イノベーション特許の放棄に対する異議申立と、1990年特許法 (Cth) の第191A条に基づく権利紛争とを組み合わせたものでした。
オーストラリア特許庁による最近の判決 (Michael John Arieni v Sun-Wizard Holding Pty Ltd APO 20)で、Spruson&Fergusonはオーストラリアで初めて特許放棄を棄却することに成功しました(入手可能な公開記録に基づく)。この訴訟は、イノベーション特許の放棄に対する異議申立と、1990年特許法 (Cth) の第191A条に基づく権利紛争とを組み合わせたものでした。
Read More
医薬特許の存続期間延長に関する最新情報:特許局長は小野薬品の判決を上訴し、オーストラリア特許庁は実務の更新を発表
オーストラリア特許局長は、最近弊所で言及した医薬特許の存続期間延長(PTE)に関連するOno Pharmaceutical Co, Ltd v Commissioner of Patents  FCA 643 (「小野薬品」)の連邦裁判所の判決に対して上訴しました。
オーストラリア特許局長は、最近弊所で言及した医薬特許の存続期間延長(PTE)に関連するOno Pharmaceutical Co, Ltd v Commissioner of Patents  FCA 643 (「小野薬品」)の連邦裁判所の判決に対して上訴しました。
Read More
オーストラリアは米国と「調和」せず:オーストラリアは自然現象を含む診断方法の特許性を支持
オーストラリア連邦裁判所は、Ariosa Diagnostics, Inc v Sequenom, Inc (Sequenom 2021).1 の訴訟事件で、自然現象(ヌクレオチドを含む)の実用的な適用がある診断方法の特許を許可する決定を是認しました。連邦裁判所は、胎児の染色体異常を検知するAriosa社のハーモニーテストが、非侵襲的な出生前診断方法に関するSequenom社のオーストラリア特許第727919号を侵害しているという一審裁判官の所見を是認しました。
オーストラリア連邦裁判所は、Ariosa Diagnostics, Inc v Sequenom, Inc (Sequenom 2021).1 の訴訟事件で、自然現象(ヌクレオチドを含む)の実用的な適用がある診断方法の特許を許可する決定を是認しました。連邦裁判所は、胎児の染色体異常を検知するAriosa社のハーモニーテストが、非侵襲的な出生前診断方法に関するSequenom社のオーストラリア特許第727919号を侵害しているという一審裁判官の所見を是認しました。
Read More
最終期限迫る:イノベーション特許は間もなく終了 見逃し注意
前回の記事で述べたように、オーストラリアの2層目の特許システムであるイノベーション特許は2021年8月25日から段階的に廃止されます。出願日がそれ以降の出願は、イノベーション特許として付与されることはなく、また代替となる2層目の特許システムも現時点ではありません。 イノベーション特許出願を検討している場合、今後の重要になる日付は、以下のとおりです。 2021年8月25日以前:イノベーション特許は、第一国出願として出願することができます(既存の制約が適用されます)。2021年8月26日以降:イノベーション特許は、有効出願日が2021年8月25日またはそれ以前である場合にのみ付与され得ます。既存の通常特許出願またはオーストラリアを指定するPCT出願をイノベーション特許に変更することができ、有効出願日が2021年8月25日またはそれ以前である限り、分割イノベーション特許を出願することもできます。 イノベーション特許とは何か。 イノベーション特許システムとは、オーストラリアにおける2層目の特許システムであり、2000年に導入されたものです。その狙いは、既存の製品の漸進的な改善など、より低次な発明を保護するために費用効果の高い特許オプションを国内の中小企業に提供することでした。このような漸進的な変更は、製造や製剤科学などの業界で発生することがあります。例えば、既存の製品よりも商業的に有利な製品の開発が、標準的な特許保護を取得するために必要な進歩性の閾値を満たさない場合があるからです。 イノベーション特許は、特許性に関する閾値を「革新性」に下げることで、このギャップを埋めるものです。革新性においては、たとえその変更が明白であっても、発明の機能に「実体的な」寄与、すなわち、些細ではない寄与をすることのみが要求されます(例えば、安定性を向上させるために製剤中の溶媒を置き換える)。また、イノベーション特許は、実体審査なしで付与されますが、審査後に審査証明されて初めて実施することができます。しかしながら、その代償として、保護される期間が、通常特許の場合では、20年であるのに対し、イノベーション特許では、わずか8年となります。 しかしながら、このシステムは一部の中小企業には意図どおりに使用されてきたとはいえ、訴訟ツールとしてオーストラリアで(法的強制力はないが)「付与された」特許権を取得するために、大手外国企業やその他外国の出願人によって使用されています。したがって、中小企業がイノベーション特許システムを維持するように、あるいは修正するようにと、多くの運動を行っているにもかかわらず、システムが意図した効果を発揮していないことは間違いないため、段階的に廃止されることになります。 遅すぎることはない 残された期間は少なくなってきましたが、イノベーション特許を出願するのに遅すぎることはありません。上述のように、イノベーション特許は、変更が新規であり、発明を実施するにあたって、真の寄与、あるいは実体的な寄与をしている限り、既知の製品に対する漸進的な変更に適しています。 なお、連邦政府には、代替の第二の特許システムをすぐに提供する予定はありません。2021年8月26日以降、漸進的改善に対する特許保護は、より高い進歩性の閾値を満たす必要があるため、取得がより困難になる可能性があります。 上述の基準を満たす発明を有していると思われる場合は、ご連絡いただければ、イノベーション特許制度を利用するための選択肢や適性について、今のうちに検討のお手伝いをさせていただきます。 この記事は最初に2020年7月6日に英語で公開されました 弊所では一般的なお問い合わせや見積もりの際にご利用いただける日本語担当窓口を用意致しております。 日本語のお問い合わせを直接 JapaneseDesk@spruson.com 宛にお送りください。技術系のバックグラウンドを持つ日本語窓口担当者が迅速にお返事致します。 出願のご指示等につきましては、通常のメールアドレスに英語でお送りいただけると幸いです。
前回の記事で述べたように、オーストラリアの2層目の特許システムであるイノベーション特許は2021年8月25日から段階的に廃止されます。出願日がそれ以降の出願は、イノベーション特許として付与されることはなく、また代替となる2層目の特許システムも現時点ではありません。 イノベーション特許出願を検討している場合、今後の重要になる日付は、以下のとおりです。 2021年8月25日以前:イノベーション特許は、第一国出願として出願することができます(既存の制約が適用されます)。2021年8月26日以降:イノベーション特許は、有効出願日が2021年8月25日またはそれ以前である場合にのみ付与され得ます。既存の通常特許出願またはオーストラリアを指定するPCT出願をイノベーション特許に変更することができ、有効出願日が2021年8月25日またはそれ以前である限り、分割イノベーション特許を出願することもできます。 イノベーション特許とは何か。 イノベーション特許システムとは、オーストラリアにおける2層目の特許システムであり、2000年に導入されたものです。その狙いは、既存の製品の漸進的な改善など、より低次な発明を保護するために費用効果の高い特許オプションを国内の中小企業に提供することでした。このような漸進的な変更は、製造や製剤科学などの業界で発生することがあります。例えば、既存の製品よりも商業的に有利な製品の開発が、標準的な特許保護を取得するために必要な進歩性の閾値を満たさない場合があるからです。 イノベーション特許は、特許性に関する閾値を「革新性」に下げることで、このギャップを埋めるものです。革新性においては、たとえその変更が明白であっても、発明の機能に「実体的な」寄与、すなわち、些細ではない寄与をすることのみが要求されます(例えば、安定性を向上させるために製剤中の溶媒を置き換える)。また、イノベーション特許は、実体審査なしで付与されますが、審査後に審査証明されて初めて実施することができます。しかしながら、その代償として、保護される期間が、通常特許の場合では、20年であるのに対し、イノベーション特許では、わずか8年となります。 しかしながら、このシステムは一部の中小企業には意図どおりに使用されてきたとはいえ、訴訟ツールとしてオーストラリアで(法的強制力はないが)「付与された」特許権を取得するために、大手外国企業やその他外国の出願人によって使用されています。したがって、中小企業がイノベーション特許システムを維持するように、あるいは修正するようにと、多くの運動を行っているにもかかわらず、システムが意図した効果を発揮していないことは間違いないため、段階的に廃止されることになります。 遅すぎることはない 残された期間は少なくなってきましたが、イノベーション特許を出願するのに遅すぎることはありません。上述のように、イノベーション特許は、変更が新規であり、発明を実施するにあたって、真の寄与、あるいは実体的な寄与をしている限り、既知の製品に対する漸進的な変更に適しています。 なお、連邦政府には、代替の第二の特許システムをすぐに提供する予定はありません。2021年8月26日以降、漸進的改善に対する特許保護は、より高い進歩性の閾値を満たす必要があるため、取得がより困難になる可能性があります。 上述の基準を満たす発明を有していると思われる場合は、ご連絡いただければ、イノベーション特許制度を利用するための選択肢や適性について、今のうちに検討のお手伝いをさせていただきます。 この記事は最初に2020年7月6日に英語で公開されました 弊所では一般的なお問い合わせや見積もりの際にご利用いただける日本語担当窓口を用意致しております。 日本語のお問い合わせを直接 JapaneseDesk@spruson.com 宛にお送りください。技術系のバックグラウンドを持つ日本語窓口担当者が迅速にお返事致します。 出願のご指示等につきましては、通常のメールアドレスに英語でお送りいただけると幸いです。
Read More
シンガポールにおけるIP発展のための10年計画
2021年4月26日、シンガポール政府は、無形資産・知財投資により企業にとってグローバルハブとしてのシンガポールの立場を維持するための、継続的かつ将来に向けた取り組みを示す計画を発表しました。
2021年4月26日、シンガポール政府は、無形資産・知財投資により企業にとってグローバルハブとしてのシンガポールの立場を維持するための、継続的かつ将来に向けた取り組みを示す計画を発表しました。
Read More
オーストラリアの特許実務に関するメモ:結晶多形体(crystalline polymorphs)に対するクレームの審査実務に関する最新の変更点
オーストラリア特許庁は最近、結晶多形体(crystalline polymorphs)に対するクレームのサポート要件に関して、審査実務を変更したようです。この実務上の変更を説明する最新情報はまだ審査マニュアルには記載されていないので、現時点では非公式なものであると考えられます。
オーストラリア特許庁は最近、結晶多形体(crystalline polymorphs)に対するクレームのサポート要件に関して、審査実務を変更したようです。この実務上の変更を説明する最新情報はまだ審査マニュアルには記載されていないので、現時点では非公式なものであると考えられます。
Read More
中国・EUの新地理的表示(GI)保護協定が2021年3月1日発効
2021年3月1日、中国と欧州連合(EU)の間で、中国および欧州の200品目の地理的表示を保護する新しい協定が発効しました。
2021年3月1日、中国と欧州連合(EU)の間で、中国および欧州の200品目の地理的表示を保護する新しい協定が発効しました。
Read More