インドネシアでは、第三者が特許審判委員会に対し特許付与後の異議申立の請求をすることができます。委員会は特許庁の一部ではなく、法務省所管の独立した委員会です。
付与後異議申立の請求は、特許付与から9か月以内に行う必要があります。請求には、異議申立の詳細な理由および証拠を添付する必要があります。委員会は、請求を拒絶するか、請求を部分的に承認する(例えば、クレームの削除を指示する)か、または請求を全面的に承認します(すなわち、特許を取り消す)。
現在入手可能なデータによると、2019年には3件の付与後異議申立請求が申請され、2020年には4件が申請されました。商務裁判所で取消手続きを直接開始する代わりに、付与後異議申立を請求する主な利点は、付与後異議申立制度は一般的に訴訟手続きより安価であることです。更に、委員会は典型的に技術専門家および上級特許審査官を含んでいるため、裁判官に比べると特許の技術を理解するためにより良い立場にあり得ます。ただし、第三者にとっては付与後異議申立の請求を申請するための9か月の期間が相対的に短いと感じることもあり得るため、対象となる可能性がある特許の付与を監視するためのパテント・ウォッチング(審査状況監視)を推奨致します。
この記事は最初に2021年12月2日に英語で公開されました
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Authors
Jakarta, Indonesia
Director Indonesia
Patents: Engineering, Designs
Marolita Setiati Anwar is the Director of PT Spruson & Ferguson Indonesia. Marolita has considerable experience in patent practice in Indonesia.
Prior to joining the firm, Marolita worked for fifteen...
Marolita Setiati Anwar is the Director of PT Spruson & Ferguson Indonesia. Marolita has considerable experience in patent practice...
Singapore, Singapore
Principal
Patents: Engineering & ICT
Jonathan graduated from the National University of Singapore with a Bachelor of Engineering (Electrical) with Honours. During the course of his studies, he specialized in Electrical Energy Systems, which...
Jonathan graduated from the National University of Singapore with a Bachelor of Engineering (Electrical) with Honours. During the course...
Singapore, Singapore
パートナー弁理士
化学・生命科学チーム
スプルーソン&ファーガソン(アジア)に入社する前はアメリカ合衆国シカゴのノースウェスタン大学でポスドクをしていました。そこで、活性サイトにヒスチジンがあるたんぱく質(ジンクフィンガー転写因子やマトリックスメタロプロテアーゼ、そしてメタロ—β—ラクタマ—ゼなど)を選択的に抑制するコバルト錯体について研究していました。錯体の合成やそれらの生体検査などを行っていました。
学士号はオーストラリアのシドニー大学の理学部より医療生無機化学の分野で取得しました。その後シドニー大学、そしてドイツのルール大学ボーフムにおいて腫瘍の独特な微小環境により活性化するプロドラッグについて博士研究を行いました。低酸素環境において選択的にリガンドを解放するコバルト錯体の開発と検査、および腫瘍特有の酵素の存在下のみ細胞に入り込むペプチドに関する論文で博士号を取得しました。
シンガポール特許代理人登録簿に日本人として初めて登録されました。
スプルーソン&ファーガソン(アジア)に入社する前はアメリカ合衆国シカゴのノースウェスタン大学でポスドクをしていました。そこで、活性サイトにヒスチジンがあるたんぱく質(ジンクフィンガー転写因子やマトリックスメタロプロテアーゼ、そしてメタロ—β—ラクタマ—ゼなど)を選択的に抑制するコバルト錯体について研究していました。錯体の合成やそれらの生体検査などを行っていました。
学士号はオーストラリアのシドニー大学の理学部より医療生無機化学の分野で取得しました。その後シドニー大学、そしてドイツのルール大学ボーフムにおいて腫瘍の独特な微小環境により活性化するプロドラッグについて博士研究を行いました。低酸素環境において選択的にリガンドを解放するコバルト錯体の開発と検査、および腫瘍特有の酵素の存在下のみ細胞に入り込むペプチドに関する論文で博士号を取得しました。
シンガポール特許代理人登録簿に日本人として初めて登録されました。